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Book094 見える化−強い企業をつくる「見える」仕組み
見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み
見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み
遠藤 功

現場力を強化するには、現場が能動的に高次元の問題を解決する問題解決能力を磨くことが必要である。
そのためには、問題を発見すること、つまり「見える化」が重要。
本書は「見える化」の考え方を整理し、体系化してまとめた。

「見える化」とは、「可視化」「目で見える管理」といった言葉に代用されるように、企業活動のさまざまなものを「見える」ようにする試みのことをいいますが、本書では現場力の中核コンセプトである「見える化」の本質について、事例を交えて解説しており、非常に分かりやすい内容でした。

本書では、現場力を鍛えるための「見える化」として、「自律的問題解決能力」を備えた組織こそが「現場力」があるとしています。
ここでいう「問題」とは、今置かれた現状と、標準・基準とのギャップである通常の問題に留まらず、あるべき理想像とのギャップという高次元の問題をさします。
そして問題の「見える化」とは、
1)問題の開示・告知をできるだけシンプルに見えるようにし、
2)個の責任による問題発見、
3)チームによる問題解決
ということを、主体的に「見せる」仕組みこそが本質であるとしています。
また、問題解決にいたるプロセスとしては、通常の「PDCAサイクル」(計画達成のPDCA)に加えて、
Problem-finding(問題を発見する)
-Display(問題を「見える」ようにする)
--Clear(問題を取り除く)
---Acknowledge(問題解決を確認する)
という「問題解決のPDCA」を連動させることが計画達成の実行力を高めるものとして提案されています。

そうした本質を踏まえたうえで、本書では「見える化」を5つのカテゴリー、12のセグメントに分類した上で、これら5つのカテゴリーが有機的に連結したシステムとして機能することが重要であるとしています。
1.「問題の見える化」
 日常発生する大小さまざまな異常や問題を、タイムリーに「見える」ようにすること
 岼枉錣慮える化」
 現場で発生する異常事象そのものをさらけ出し、顕在化させること
◆屮ャップの見える化」
 基準や計画とのギャップを、視覚的に異常事象として認識させること
「シグナルの見える化」
 異常事象が発生しているという事実を「シグナル」として発信し、顕在化させること
ぁ嵜唇の見える化」
 表層的に現れた事象をさらに掘り下げて、目的を明確にし、より詳細なデータや事実を露見することで問題発生の根本原因を「見せる」こと
ァ峺果の見える化」
 問題解決のための施策を検証、効果測定を行い、その結果を「見える」ようにすること
2.「状況の見える化」
 考え方やルール、現場の実態、経営資源といった企業活動の現状を「見える」ようにすること
Α峇霆爐慮える化」
 基準を整備して、明示すること
А屮好董璽織垢慮える化」
 企業活動の目標や進捗状況、必要な経営資源といった経営やオペレーションに関する「ステータス(実態)」を共有すること
3.「顧客の見える化」
 企業の内部活動に限定せず、企業の究極の目的である顧客の価値増大と
─峺楜劼寮爾慮える化」
 顧客の「本音の声」を吸い上げ、見えるようにすること
「顧客にとっての見える化」
 顧客の声や要望を吸い上げるだけではなく、「顧客にとって」必要な情報を効果的に発信し、双方向の「見える化」を実現すること
4.「知恵の見える化」
 人間の知恵や創意工夫を結集し、「属人的」なものを「組織的」に、暗黙知を形式知に変換させる仕組みをつくること
「ヒントの見える化」
 どのようなステップ・視点で、物事を考え判断するのかという「考える道筋」を明らかにしたり、経験から導かれたコツを明文化することで、目に見えないノウハウを伝承すること
「経験の見える化」
 個だけでなく、組織としてのさまざまな経験を事例(ケーススタディ)として記録に残し、伝承すること
5.「経営の見える化」
「経営の見える化」
 これまでの4つのカテゴリーにおけるオペレーション上の問題解決に加えて、オペレーション全体の執行をモニタリングするための仕組みをつくり、適切な情報開示を行うこと

「見える化」で扱う情報は多種多様にならざるをえないが、「問題解決としての情報共有」が「見える化」であり、「見える化」すべき情報の特性によって方法論も異なってきます。
/号情報
 異常や問題が発生したという事実、もしくはそうした事態が解決されたという事実を伝え、共有する情報。
「異常」「ギャップ」「シグナル」「効果」の「見える化」における「問題発見」として扱われるので、情報量よりも事実をタイムリーに伝える即時性が重要。
 ITによるデジタル化された情報より、アナログ的な手法が効果的。
∋抉臂霾
 特定された「問題解決」を支援するための情報。
 「真因」「基準」といった「見える化」で扱われ、特定の問題解決に直結する情報を提供する。
 紙ベースで共有化し、議論のための「叩き台」とするのが効果的。
4霑綻霾
 特定の問題解決のためではなく、「問題発見/解決」全般の活動を支援するための網羅的・多面的な情報やデータ。
 「状況」や「知恵」の「見える化」で扱われ、インフラとしてデータベース等のITに整備することが非常に有効。

最後に、「見える化」を効果的に行うための「『見える化』の10ヵ条」が紹介されていたので、ぜひ実践してみたいと思います。
1.まずは現状の棚卸しからはじめる
2.「見せたくないもの」「見せられないもの」ほど「見える化」する
3.「見える」もの、「見せる」ものを絞り込む
4.鮮度・タイミングを重視する 
5.アナログとデジタルを使い分ける
6.わかりやすく、シンプルに
7.現場の当事者自身が「見える」ようにし、仕組みもつくる
8.本当の勝負は「見えた」あと
9.「見える化」のノウハウを共有する
10.経営トップが「見える化」を牽引する
| Book100 | 08:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
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